第33回「講師の会」が開催されました。

2014年10月9日「第33回講師の集い」がキャノングローバル戦略研究所会議室(新丸ビル)において開催されました。今回は江戸学研究家の金田大義(ひろのり)氏をお招きし、「寺子屋から明治近代教育へ」と題してお話しをお聞きしました。

お話は、「我が国の近代教育は明治になって制度化され全国的にも普及されたが、その原点をたどると江戸時代にある。戦国時代を終えて江戸時時代に入ると幕府主導の教育機関や各藩主導の藩校等の武家教育機関が設置されたが、その一方で庶民層も生活水準の向上により寺子屋が広まっていった。寺子屋は元禄時代に急速に増加することとなり江戸中期以降は女子の就学率も高まっていった。日本の識字率の高さが数百年にわたり世界一を誇るほどになっているのは寺子屋の普及が大きく貢献している」とのことでした。 参加者は金田先生の歯切れの良い江戸弁講話に魅入り、質疑応答に入ると同時に活発な意見交換も交わされるなど全員の教育に対する熱意を感じた集いとなりました。

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