平成27年6月15日（月）第34回講師の集いがキャノングローバル戦略研究所会議室（新丸ビル）で開催されました。今回は当会の阿部清理事が「日米公立小学校の国際交流プロジェクト」（副題：将来の国際人を育てるためと地道な民間外交のためのボランティア活動）と題してのご自身の体験に基づく講演でした。
このプロジェクトは「横浜市にある公立小学校PTA会長の阿部氏を含む3名の学校・地域コーディネーター」と「米国ワシントン郊外の公立学校に通う生徒の親をビジネスパートに持つ地域のボランティア」とが「当時の小学校の校長先生」の仲介により日米小学生の相互体験入学派遣を実現されるまでの大変貴重なお話しでした。この国際交流プログラムは、公立学校の枠を超えており、実現にあったては「保護者・地域の協力」が不可欠ですが、何よりも「核となった3名のPTA」と「教育に信念と情熱を傾けた校長先生」が将来を担う子供たちのためにと、官民一体となって取り組んだ結果で、お話を聞いた会場の皆様からは並み大抵な努力では実現しなかったのではと感嘆と賛辞が上がりました。
参加者からは「こうした活動は一地域にとどまらず、全国に広がる方法はないか」と今後の課題もいただき貴重な講演となりました。
「講師の集い」担当大山正弘
