東京都北区滝野川六七会の定例会へ講師派遣「アベノミクスについて」

2013年5月27日、東京都北区滝野川六七会の定例会に、渡辺 昭二さんを講師として派遣し、「アベノミクスについて」というテーマで講演を行いました。

滝野川六七会は、1986年6月7日に発足した滝野川西地区を中心にした住民の親睦会が発展し、1995年に東京都社会教育団体に登録された歴史ある会員40名の団体です。定例会は年6回開催され、時代の変化に対応しその時々の話題を取り上げ、高齢者の知識の向上を計る講座、また年2回の健康講座を開催されています。

当会では、2004年9月に最初の講師を派遣、その後は年1回の頻度で講師を派遣し、今回で8回目となります。

渡辺講師

講師プロフィール

  • 渡辺 昭二  1943年 生まれ
  • 職歴:1968年 埼玉銀行入行、ロンドン支店副支店長、証券営業部長、国際審査部長、国際部長、金融エンジニアリング部長を歴任、1996年 あさひ銀行常勤監査役、1999年 あさひ銀行総合研究所常勤監査役、2000年~ 平成国際大学法学部法ビジネス学科教授
  • 海外体験歴:英国

講義概要

テーマ: 「アベノミクスについて」

アベノミクスの骨格となる「三本の矢」(「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資をを喚起する成長戦略」)、とりわけ安倍首相が最も力を入れている 金融政策を中心に説明。この金融政策は15年も呪縛にとらわれていたデフレから脱却するためのリフレ政策で、従来のパラダイムを変える政策でもあった。 安倍首相がこの政策を実行すると提言して以来、円安が進み、株高ともなり、企業業績や景気に明るさが戻ってきている。

しかし財政政策はともすると従来のばらまき政策と近いものであり、財政収支の 更なる悪化をもたらしかねないものでもある。また成長戦略は金融政策を補完するということでは重要なものではあるが、本格的な骨格の発表は6月である。

このアベノミクスは良い面も多々あるが、また問題点がない訳ではない。 その陽の部分と陰の部分についても言及した。

講師レポート

アベノミクスの根幹をなす金融政策はかなり専門的な分野でもある。米国FRBの政策、米国や日本の経済学者の学説等にも言及したので、難しかったという意見があった。 しかしその他の部分では昨近のか株高や株式市場の乱高下にも話題が及んだので、興味深く聞いて頂けたと思っている。

会員の方は真摯で熱心な方ばかりで、1.5時間終始無駄話や居眠りもなく当方の話にご傾聴頂き感謝している。

 

受講者感想文 (滝野川六七会代表 藤島勝利様)         

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滝野川六七会の皆さん

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