春日部共栄中学校へ湯沢講師を派遣しました。

2015年12月18日、春日部共栄中学校に、当会講師の湯沢三郎さんを講師として派遣し、中学1年生120名を対象に「外国から見た日本と日本人」という題で出前授業を行いました。

春日部共栄中学校は、埼玉県春日部市に所在、学校法人共栄学園が運営し、男女共学・中高一貫教育を提供する私立中学校です。

湯沢講師略歴:1940年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。 ジェトロ理事、エルサルバドル大使、エジプト通産大臣輸出振興アドバイザーを歴任。現在 国際貿易投資研究所専務理事。海外駐在体験国:スペイン、米国、ブラジル、ペルー、エルサルバドル、エジプト。

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以下、湯沢講師の報告です

国際人をめざす会からの電話を頂いてから、話の組み立てを考えました。10代の若者には周りくどい話はいけない。できるだけ日常用語を使う方がいいだろう。今の話だけではなく歴史的な事実も必要だ。日本人とは、という要素も入れざるをえない。締めは自分と外国、外国人になるかなあ・・・。

中学1年生120名が参加されると聞きました。春日部中学校は中高一貫の埼玉では有数の進学校です。子供だと思ってはいけないけれど、中1年生の興味と関心に配慮するという点が難しいところでした。

冒頭に「外国へ行ったことのある人?」との質問に約半数の手が上がり、時代の違いを再認識しました。同時に日本人らしさの話に際しての質問、「お天道さま(が見てるよ)」という言葉を両親・祖父母から聞いた生徒が、ほぼ2割ほどいたことに頷くものがありました。日本人は無宗教ではなく、極めてスピリチュアルな国民だとかねがね思っていたからです。

春日部共栄中学は3年生になると全員がカナダの農村家庭にひと夏1か月ホームステイします。高校3年生ではシンガポール、マレーシアに修学旅行をします。アジアの国を見聞するという先生方の慧眼に大拍手です。

生徒さんたちが私の話をどう受け止め、どう考えたか、何が思いに残ったか、それは今から10年以上経ってからほのかな形になるものだろうと思いながら校門を後にしました。

<湯沢講師講演要旨です>

<湯沢講師講演資料です>