6月13日（月）今春の交流会では、従来の講演会等とは趣が異なる企画「寺島文庫ミニツアー」を開催しました。寺島実郎氏には、例年春の国際人をめざす会「特別フォーラム」でのご講演をいただいておりますが、今回初めて、寺島氏のお仕事の拠点「寺島文庫」を訪れる機会をいただきました。
当日は、朝から激しい雨と風の影響で交通機関の混乱があったのにもかかわらず、参加予定者18名全員が九段北一丁目にある寺島文庫ビル１階の「文庫Caféみねるばの森」に集合しました。
まず、文庫Caféで、寺島実郎氏より１５分にわたり当文庫を作られたいきさつ、長年執筆や講演活動のために自らの目と足で集められた５万冊弱におよぶ文献のご説明をいただきました。また、これらの文献は寺島氏自らにとどまらず文庫を訪れる人々の知的活動にも大いに活用されているとのことでした。
そのあと、文庫内の見学では、スタッフの方から社会科学、思想、哲学から歴史や文明論にいたる多彩な文献や歴史的にも貴重な展示品の説明を受けました。特に、長年置き去りにされていた日本の近代史を学ぶにはこのうえない貴重な文献や資料が多数あり、「自らの歴史認識」を磨くにふさわしい場であると痛感しました。（詳しくは寺島文庫ホームページ：http://www.terasima-bunko.com をご覧下さい）
見学を終えて、１階の文庫Caféに戻り昼食を取りましたが、皆様のお話が大いに盛り上がり大変楽しい、有意義なひと時を過ごすことができました。
寺島実郎氏のお話しをはじめ、スタッフの方々から心のこもったお世話をいただきました。皆様のホスピタリティーには深く感じ入った次第です。
悪天候にも拘らずご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
事務局長 大山正弘
