2019年10月4日、メヒココンサルティング専務取締役の赤松保夫さんに「メキシコってどんな国」と題してお話いただきました。
赤松さんは、大和銀行(現りそな銀行)入行後、日墨交換留学生としてメキシコ留学したことをかわきりに、その後、メキシコ駐在員事務所に通算8年勤務され、事務所長まで勤められました。退職後前川製作所を経て、現在はメキシコに進出する日系企業を中心に人材紹介およびコンサルティングをされております。
集いでは、赤松さんからメキシコの概況から政治経済の現況、歴史、日墨関係に至るまでビジュアルイメージを豊富に活用してわかりやすく説明していただき、現在のメキシコの課題についてまで言及していただきました。
講演もさることながら、質疑応答もとても活発で、赤松さんの豊富なメキシコとのお付き合いからはメキシコ経済とくに日系企業にとって大きな関心事である自動車産業を中心とした進出企業の主要課題も簡潔に解説いただきました。
また赤松さんと一緒に今回の講演をお手伝いいただいた上智大学生の鏑流馬(やぶさめ)美咲さんのリポートも素晴らしいものでした。実体験を交えて語られた貧富の差の実態など留学生として滞在したからこそ観察できたもので、すてきなサプライズゲストでした。
ときにスペイン語を交えたおふたりのやりとりに、フロアーからもスペイン語遣いの方たちから声がかかるなど、刺激に満ちた時間となりました。
(講師の集い担当理事 笠原仁子)