町田市立真光寺中学校主催の「国際交流の日」に2講師を派遣しました。

この度、当会の菊池理事のご尽力により、4年ぶりに真光寺中学校で6月16日(土)に開催された「国際交流の日」に、当会から河野講師、知夏講師の2名を派遣することになりました。

同中学校の「国際交流の日」とは、35年前に東京都から当校がモデル校として指定され開始した経緯があり、当校の伝統ある最大のイベントであります。 その目的は、「世界の文化・伝統・習慣などを学び考えることで日本への理解を深め、自分たちと世界の人たちとのつながりや生きることについて考える場とする」ことです。

1年生のテーマ「アジアの国々を知ろう」

2年生のテーマ「世界の国々を知ろう」

3年生のテーマ「日本の文化を知り、世界とのつながりを考えよう」

という各学年のテーマに基づき、当会をはじめ「地球の木」「ラオスのこども」「青年海外協力隊」等を含む合計8団体(個人)から講師が派遣され9の分科会で出前授業が同時開催されました。

当会からは2年生の2分科会に2人の講師が以下のテーマ(講座名)にて出前授業を実施しました。

河野講師「『世界を知ろう』世界各国・地域・文化・民族など」

知夏講師「『世界と仲良くなる力』をつける方法」

いずれの講師の出前授業は、先生や生徒たちの好評を博しました。

講師派遣委員長

 

河野通直講師略歴: 早稲田大学理工学部電気工学科卒 三菱商事(株)入社 国際ビジネスプロジェクトに活躍。 IISTビジネススクールUCLAサマースクール研修。 世界80カ国余出張・駐在・往訪。地域冷暖房熱供給事業運営会社社長。退任後は大学で国際商取引論等講義、現在に至る。

以下、河野講師の出講報告です。

先ずご依頼受け学校側のご意向ご希望内容を把握すべく担当先生と打合わせた。 大切な年に一度の「国際交流の日」“世界の国々を知ろう”という広いテーマでの学校行事という事であったので、特に注目すべき点や逆に避けるべき話題等について相談した。

その結果、今回のクラス状況からは下記のごとくとのご連絡があった:――、『広く世界中で経験した内容から生徒たちが楽しく興味を示しそうなことを話してほしい。 単純講義の形でなくご自身が実際に経験した臨場感ある内容をクラスで話して頂き、生徒達が出来るだけ一緒になって具体的に楽しめる授業が望ましい』

ということだった。:―――

そこで世界の各現地で自分が直接具体的に体験した興味ある内容を話し、現地土産品などを持ち込んで臨場感を盛り上げる方法での授業を心がけた。生徒さん達の事前の期待感と当日の授業内容が上手く合致し話を始めるとクラス中の皆の顔色が楽しそうに笑いも増え、話の進行につれて皆の目がキラキラと輝いてくるのが良く分り、こちらも熱を入れての授業となった。授業中の皆との懇談や質疑応答も大いに楽しく盛り上がった。

              (写俳)担当講師仲間と、ここで三句・・・

               夏期講座 若き瞳に 世界魅せ                                     教室の 若人に吹く 青嵐                                                      夏の山 若者たちに 期待在り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業終了と同時に生徒達が教壇前に集まってきて「とても良かった、楽しかった」との感想多く、その場での感謝カードの提出も受けクラス代表者のお礼ご挨拶をも頂いた。

よって、むしろこちらも大いに感銘受けて改めて出講授業する楽しさや手応えも増えた感で生徒さん達との挨拶を交わし教室を後にした。

 

追って、受講生徒達から沢山の“良かった、また来てほしい”との感想文も送って頂き先生達の日頃からのご指導の良さや、真光寺中学校としてのこの種授業への力の入れ方に感じ入った次第であった。

以上

今回担当講師 河野通直

生徒感想文(河野講師)

 

知夏七未講師略歴: 上智大学 外国語学部英語学科入学後、フィリピンの教育支援NGOで活動を初めつつ、休学しダンス活動のため渡米。 帰国、卒業後は舞台を通じた国際交流を志し、各国NGOとタイアップし子供たちが出演する舞台のオーガナイズを開始すると共に、講演や英語講師などの活動も行い、2017年にproud story プロジェクトを開始。 現在、(株)Tina interX 代表

以下、知夏講師の出講報告です。

真光寺中学校の国際交流の日にて、2年生1クラスの授業を担当させていただきました。 2年生のテーマは“世界の国々を知ろう”でしたが、各クラスに分かれる前に体育館で行った全体講義が外国籍の方からそれぞれの母国についてお話を伺う時間だったようなので、私からは海外文化紹介ではなくマインドセットを伝える授業として“世界と仲良くなる力をつける方法”というテーマのワークショップを行いました。

遠い国、周りの人、そして自分自身のよいところを見つけることで相手への尊敬と自己肯定力を高めることを目的としてゲーム形式で行い、身近な人に褒められたり自分を褒めることに恥ずかしそうにする子も多かったですが皆さん真剣に取り組んでくれていたと思います。

世界と日本を取り組む環境も変わるなかで、相手の国と日本の素敵なところを見つけあい尊敬しあいながら関係を築いていくことができたらより良い関係となれるのではと思っています。 世界と仲良くなる力と題したものの、相手を尊敬する力や自己肯定力は海外の人と仲良くなる時に限るものではなく、クラスや部活の中でも役に立つものだと思っています。 今回のワークショップが何かの気づきになってくれればいいなと願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後には委員の生徒さんたちから、和風のデコレーションをした手作りの感想カードをいただきとてもあたたかな気持ちになりました。どうもありがとうございました。

 

 

 

今回担当講師 知夏七未

生徒感想文(知夏講師)