私の出前授業 ー 佐藤哲夫(さとう てつお)

講話テーマ:1)アメリカでの学生生活  

      2)アメリカ企業内でのアメリカ及び日本での研究員として、或いは管理職としての経験

〈講話要旨〉

私の個人的経験を通し、国際的な活動が、いかに自分自身の人生を豊かに、そして楽しくしてくれるかをお話ししたい。 私は、日本の高校を卒業し、幸運にもアメリカの地方大学の陸上競技部から奨学金をもらい、授業料免除で大学を卒業した。 アメリカの大学は非常に厳しかったが、その苦労の中で多くのアメリカ人の友人を得、彼らから多くを学んだ。 化学工学を学び、卒業後アメリカの企業に入社、ミシガン州の本社で1年間の基礎的研修を受け日本に帰国する。 その後、日米を往復しながら、日米欧亜の顧客向け製品開発、技術サービス部門でグローバルチームの一員として30数年勤務する。 定年後は、日本人としてのルーツ探しとして、中国・浙江大学に短期留学した。 その縁で毎年、早稲田大学の教授が2007年に浙江大学キャンパスに植えた「未來友好桜花林」でお花見を開催している。 中国人の若者の日本文化好きには驚かされる。

〈プロフィール〉

【学歴】 1975年5月: 米国・州立ニューメキシコ大学(米国)化学工学学士(Athletic scholarship, 陸上競技)  1981年5月: 米国・州立ニューメキシコ大学(米国)化学工学博士(米国ダウ・ケミカル社海外奨学生)  2014年9月~2015年2月: 中国浙江大学語学留学

【ビジネスコース】 MBA,、州立ニューメキシコ大学(1980~1981)、BA、セントラルミシガン大学(1975-1976) 主たる受講クラス: 1)財務会計学(MBA)2)経営会計学(MBA)3)オペレーションズ・リサーチ(MBA)マーケティング等

【略歴】 

ダウ・ケミカル(1975-2001、26年間)   

’75 – ’76   ダウ・ケミカル本社(米国) 入社、研修(イオン交換樹脂、キレート樹脂、熱媒体) ’76 -’79   ダウ・ケミカル日本研究所(日本)  研究員(イオン交換樹脂、逆浸透膜、キレート樹脂、原発除染) ’79 – ’81 州立ニューメキシコ大学(米国)化学工学修士課程(会社の海外留学制度)、MBAにも在籍   ’81 – ‘82 ダウ・ケミカル本社(米国)主任研究員 (新規ウレタン原料開発)   ‘82  – ’88   ダウ・ケミカル日本(研究所 )プロジェクトリーダー、自動車担当(ウレタンシート、バンパー)   ‘88 – ’91  ダウ・ケミカル本社 研究所(米国)  グループリーダー, ポリウレタン (自動車外板材担当)  ‘91 – ’97  ダウ三菱化学株式会社 (日本)  研究開発部長 、ポリウレタン材料全般  ‘97 -’01  ダウ・ポリウレタン Ltd. (日本) 取締役研究開発部長 兼ダウ・アジア地区リーダーコノコフィリップス(2001-2014、13年間)    ’01 – ‘03     コノコカーボンファイバー株式会社 ジェネラルマネージャー、CF の事項者及び輸送用途   ‘03- ‘14    シェブロンフィリップス化学株式会社  ジェネラルマネージャー、スーパーエンプラ担当 (PPS、自動車部品一般)

中国留学(浙江大学)‘14-’15   語学留学                          

アジアブリッジ株式会社 (コンサル会社、パートナタイム)    ‘15 – 現在     

パートナー(主として、日中の化学会社担当)