講話テーマ: 国際社会ではたらくには?
<講話要旨> 国際社会で働くとはどういうことか、2つの側面から話してみたい。
1)資源・エネルギーという地球規模の問題に取り組む仕事の紹介
・エネルギーとは?
・エネルギー利用の歴史(薪~石炭~水力~石油・天然ガス~原子力~
太陽光・風力・潮力など)
・石油・天然ガス開発の事例 ― 地下資源探査技術の紹介
・日本独自の問題: エネルギーの輸入 ― 国外での資源開発に参画してエネルギーを確保する必要がある。 即ち、エネルギーに係わるということは国際社会の中で 働くということ
2)日本の外で(または、日本国内で外国の人と)働く、多様な文化的背景を持つ人達と協働する上で大事なこと
・様々な歴史・文化・社会的背景を持つ人々の考え方・価値観の違いを理解、尊重する
例)仕事の 仕方の違い - 1年は11ヶ月(?)、お父さんも産休を取るのが当たり前(!)、宗教にまつわる習慣など
・相手の意見を分かった上でしっかりと自分の意見を主張する
・仕事の話 vs 世間話 - 日本のことを知っている、興味がある人はとても多い
3)まとめとして - 国際人としての将来に向けて
・専門分野(自分の好きな分野)でのプロになろう
・日本のことを知ろう - 歴史・文化(マンガやアニメ、ゲームなども含めて)
・世界の地理や文化・歴史を知ろう - いろんな本を読むこと
<プロフィル> 新潟県上越市出身。東京工業大学大学院修士課程修了。1985年から2011年、油田探査・開発サービス企業に所属し、日米欧各地の技術開発・製造拠点にて新規技術の開発及び機器製造に係わる様々な職務に携わる。海外勤務地は、ヒューストン(アメリカ)、オスロ(ノルウェー)、パリ(フランス)。多様な国籍のスタッフからなる組織で技術開発、人事(採用、人材開発、技術訓練)、組織運営などに従事。