横浜市立戸塚中学校に鳥居講師を派遣しました。

2月22日、横浜市立戸塚中学校に鳥居正男講師を派遣し、3年生300名を対象に「真の国際人とは ~グローバル社会で活躍するには~」と言うテーマで講演を行いました。

    

鳥居正男講師略歴: 神奈川県横浜生まれ。1966年上智大学外国語学部ドイツ語学科入学。1969年アメリカ、メリーランド州ロヨラカレッジ経営学科編入、1971年卒業。1975年上智大学国際部経営学修士課程修了。1992年ハーバードビジネススクールAMP(Advanced Management Program)修了

1971年日本ロシュ入社。1983年から1987年までアメリカとスイスのホフマン・ラ・ロシュ社に出向。1992年常務取締役。1993年 ローヌ・プーランローラー代表取締役社長。1995年 シェリング・プラウ代表取締役社長。2011年ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社代表取締役社長。2011年エスエス製薬株式会社代表取締役社長兼務。2016年ノバルティスホールディングジャパン代表取締役社長。2020年よりノバルティスファーマ株式会社取締役会長。2021年8月退任。2020年より上智大学ソフィア会会長。2022年より上智大学評議員。

著書:「上司は部下に仕えなさい」(マガジンハウス)「いばる上司はいずれ終わる」(プレジデント社)

以下、鳥居講師の出講報告です。

阿部講師派遣委員長のご紹介で横浜戸塚中学校3年生約300名に体育館で講義をいたしました。60分の枠での講義を終えた後、想定外でしたが生徒から質問の手がどんどん上がり先生も飛び入りの質問をされオープンで活発な雰囲気での出前講義となりました。

学校に着いてまず30分ほど栗田校長から教育方針のお話しがありました。特に中学3年生の進路が決まった後、卒業式までの2週間の間に将来の進路を考えるヒントになるよう社会人の話を聞く機会を提供したいとの想いを伺いました。昨年は柴田講師が講義をされました。

話の構成は:

  • これまでの私のキャリアの中で恩師との出会いと運に恵まれていたこと、学生と社会人としての海外での経験が人生に大きな影響を与えたこと
  • 少子化、経済の停滞、グローバルリーダー不足など日本の現状と将来は課題が多い。日本を救うのはチャレンジ精神旺盛な若手が鍵を握ること
  • グローバルリーダーが育たない理由、グローバル環境で活躍するために必要なこと、異文化間のコミュニケーションの必要性

      

最後に、短期でも構わないので日本を出て違う世界を経験し日本を見つめ直すことを薦めました。日本国内でも異文化と接することは出来るので、機会を積極的に求めて創るようアドバイスいたしました。

真剣に話を聞き積極的に質問する中学3年生の姿を見て、日本の将来は決して悲観するものではない、と前向きな気持ちになることができた次第です。

生徒感想文