横浜市立戸塚中学校に藤縄講師を派遣しました。

2025年2月18日、横浜市立戸塚中学校に藤縄俊之講師を派遣し、卒業間近の3年生約280名を対象に「国際社会で働くとは ~国際人としての将来に向けて~ 」というテーマで講演を行いました。

藤縄俊之講師略歴: 1961年生まれ、学歴 1985年3月 東京工業大学大学院修士課程修了  職歴 1985年~2019年 油田サービス企業の研究開発部門において、日米欧各地の技術開発・研究拠点で、油田探査・開発のための技術開発・機器製造業務に従事。また多様な国籍のスタッフからなる組織のマネージメントに携わる。

海外拠点では米国(ヒューストン)、ノルウェー(オスロ)、フランス(パリ)の3カ国に通算19年   勤務  2021年3月より国立天文台にて国際協力科学プロジェクトである次世代超大型光学赤外線望遠鏡建設プロジェクトの一員として、予算管理、海外の関連組織・日本国内の協力企業との連係業務の調整などに従事している

以下、藤縄講師の出講報告です。

横浜市立戸塚中学校で卒業間近の3年生約280名を対象に「国際社会で働くとは ~国際人としての将来に向けて~」というテーマで講演を行いました。本講演は同校のキャリア教育の一環として行われたもので、栗田校長からは、グローバル社会を視野に国際人として活躍するために中学3年で大切にしてほしい気持ち(心・人間関係など)や行動面(学習習慣・社会性など)について講師の経験を基にした話しを聞く機会を提供したい、という目的の企画であるとの説明を事前にいただいていました。

以下に講演の内容を紹介します。

まず、国際社会で働くことの一例として資源・エネルギーの話をしました。エネルギー利用の様々な形態、日本においては一次エネルギーの大半を輸入に頼っている現実、二酸化炭素の排出を削減するための方策として進められている炭酸ガス回収・貯留技術の開発(アジアの国々との共同による取り組み例)などを通して、日本特有の問題としてのエネルギー輸入、即ちエネルギー確保のためには国際社会の中での協働が欠かせないということを資源エネルギー庁の統計データなどを紹介しながら説明しました。

次に、日本の外で(または日本国内で外国の人と共に)働く上で、様々な歴史・文化・社会的背景を持つ人々の考え方・価値観の違いを理解、尊重することが大事だということ、多様な考え方、社会背景を持つ相手の意見を分かった上でしっかりと自分の意見を主張することが重要だという点を強調しました。また、仕事以外のことで、海外では日本の歴史や文化に興味を持っている人はたくさんいること(文学や映画・音楽だけでなくマンガやアニメ、ゲームなど)をパリで毎年行われているJapan Expoの様子を紹介しながら説明しました。

最後に、専門分野(自分の好きな分野)に徹底的に打ち込んで継続すること、自分の好きな分野について深く追求するのと同時に日本のことを広く知ること(国際社会で他の国の人達と協働する中で、私たちが他の国のことを理解すると同時に他の国の人たちに日本の事を理解してもらう、そのためには私たち一人ひとりが日本の大使の役割を務める)、それから世界の地理、歴史、文化を知る事(試験のための詰め込み勉強ではなく、学校を卒業して社会に出てからも続く学びとして)をお話しして、講演のまとめとしました。

入試も終わって、生徒の皆さんリラックスした雰囲気で話を聞いてもらえたように思います。今日お話ししたことがこれからのキャリアを考えるうえでの何らかのヒントになればと思います。

戸塚中学校の皆さんにお話をする機会をいただき、ありがとうございました。