東京都立目黒高等学校に木村講師を派遣しました。

2月5日、東京都立目黒高等学校に木村正文講師を派遣し、2年生約240名を対象に「海外に飛び出そう -グローバル社会で活躍するには -」というテーマで講演を行いました。

木村正文講師略歴: 1951年 生まれ、上智大学経済学部経済学科卒、1974年 伊藤忠商事㈱入社、語学研修生として香港大学、南京大学へ留学、その後 北京・香港・広州・上海に駐在、伊藤忠丸紅鉄鋼㈱ 香港・上海駐在(中国総代表)を歴任  2021年から2020年、淀川製鋼所特別顧問、 前・亜細亜大学非常勤講師  中国(含む香港)に22年間 駐在を含め、1979年より現在に至るまで日中間を往来

以下、木村講師の出講報告です。
本年2月5日に母校都立目黒高校で、「国際人をめざす会」の出前授業を行いました。当日は寒い朝でしたが晴天の一日で気分も軽やかに母校に向かいました。授業は体育館で2年生約240人を対象に「海外に飛び出そう~グローバル社会で活躍するには~」というテーマで約1時間、パワーポイントを投影しながら話をしました。その後20分程質疑応答の時間を設けました。その間、生徒達は礼儀正しく熱心に話を聴いてくれたので、非常にスムースに講義が出来、助かりました。

私は1974年に上智大学卒業後、伊藤忠商事に就職しました。実は高校時代から海外に行ってみたいという願望があり、大学2年生終了時に1年間休学して英国に語学留学しました。その後海外に行けるチャンスを求めて商社に就職したのですが、最初の5年間は国内鉄鋼部で鉄くずを扱う部署で新潟に転勤したり、超ドメスティックで海外とは全く縁がありませんでした。然しながら運が向いて来たのか、当時の課長から海外語学研修に応募してみないかと声を掛けられ、中国語研修生として香港大学及び南京大学に2年間留学することが出来ました。その後の海外駐在は累計22年に及びました。

今回の講義では、事前打ち合わせで「商社の仕事」のリクエストもありましたので、簡単に述べましたが、決して世界を股にかけるビジネスマンという格好の良い仕事ではないこと、失敗も多々あること、仕事の選り好みはしないこと、必ずチャンスはやってくると強調しました。

さて、当日の質疑応答では当初誰か手を挙げて質問してくれるかなと心配していましたが、あにはからんや多くの質問が出されて嬉しい誤算。その一端を以下紹介します。

・世界中の水を飲む旅をしたいが気を付けることは?➡海外の水は清潔でなく危険が伴うこともあるので要注意。また日本では水はタダですが海外ではお金がかかるよ。

・チベット仏教とミャンマー仏教の違いは?➡仏教はインド発祥だが各地域の文化と融

合して形を変えている。小乗仏教と大乗仏教などの違いを知ると面白い。

・チベット以外に良かった国は?➡チベットは中国の一部。アジアではミャンマー、

カンボジア。欧州ではスペイン、ポルトガル、英国、トルコも興味深い。

・1,2年間の短期留学ではさほど学べることはないのでは?➡短期でも海外経験は人生

に有益である。(女生徒より、「私は英国に1年留学したが有意義であった。木村先生

が反論してくれて嬉しかった。」)

・日本人は海外でバカにされることはないか?➡欧米では、以前日本人を中国人や韓国人と同じアジア人として蔑むことがあったが、最近は日本人に対する理解が進み心配は無用。

今回の出前授業を通じて、目高生の礼儀正しい姿と素直で明るい生徒達と接して、卒業生として大変嬉しく、誇りに思いました。講義のあとでは予想以上の質疑応答もあり、関心の高さを感じました。これからの大学進学、そして社会に出て行く時に少しでも刺激になって海外に羽ばたいてもらえば、これ以上の喜びはありません。

木村正文

生徒感想文