第28回 講師の会 「最近の大学生と学生気質」を開催 

2012年3月5日キャノングローバル戦略研究所会議室(新丸ビル)において講師の集いが開催されました。講師には平成国際大学法学部教授の渡辺昭一氏をお招きし、「最近の大学生と学生気質」と題してお話をしていただきました。
 
講演内容は、最近の大学入試状況について、90年代以降文科省の規制緩和による大学数の増加と少子化の中で学生確保のため入学試験を経験しない学生が増えていること、そして就職活動が始めての“試験”という試練の場となる学生が多く、面接にたいし恐怖感すらいだいている。また、内向き指向の学生も多いため海外へ積極的に出かけ働きたいという学生も減っていることを指摘し、更に真の国際人にするためには小さい時から育てていく必要が肝要であると強調された。

渡辺教授は、約30年にわたる銀行員としての経験を経てその後12年間にわたり平成国際大学で国際金融の教鞭をとられていますが、銀行員時代はロンドンや香港など世界の金融中心地でご活躍されただけに国際経験も豊かで実に示唆に富むお話をされ、講演のあとも参加者と活発な質疑応答が行われました。

    

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