第29回 講師の集い「地方大学のグローバル化への取り組み」を開催

2012年9月21日、キャノングローバル戦略研究所会議室(新丸ビル)において“講師の集い”が開催されました。今回は、国立岐阜大学の梅村将夫先生をお招きし、「地方大学のグローバル化への取り組み」と題してお話をお聞きしました。
講演内容は、地方大学も文科省や経済界等中央から「国際化」「グローバル化」への対応を要請されているにもかかわらず、現状は、学生は大半がその必要性を認識していない、其の上教員たちも殆んどが内向き志向で、学校(経営)側も対応に右往左往しているという憂慮すべき状態である。
しかしながら、最近は徐々にではあるが一部の学部では地元企業に就職した先輩たちが海外へ転勤し活躍していることを認識し始め、海外へ関心を持つ学生が出てくるようになったと話された。

梅村先生は、銀行員時代、2度にわたるロンドン、中東のアブダビ、そしてアジアの香港と約15年にわたる豊富な海外駐在を経験されました。
国立大学が独立行政法人を施行し始めた8年前から岐阜大学の役員に就任して経営にかかわられ、一方では学生達にも国際金融、企業金融の授業を受け持たれています。当日は、大学全般の運営に携わっているご経験から、幅広いご話を伺うことが出来ました。

終了後も、参加者から色々な角度からの意見や質問もでて、実に充実した内容の濃い集いでした。

    

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