第32回講師の会「世界ビトになろう」を開催

2014年3月31日、「第32回講師の集い」がキャノングローバル戦略研究所会議室(新丸ビル)において開催されました。

今回は、リエゾン・デートルの酒井由紀子代表をお招きし、「世界ビトになろう」と題してお話を伺いました。酒井代表は企業の海外ビジネス進出のコーディネートをアジアを中心として展開しています。また、一方で未来の日本を担う子供たちの教育活動にも熱心に取り組んでいます。→リエゾン・デートルのホームページへ

今回は、小学校高学年の生徒や中学生向けのグローバルな教育方法についてのお話しでしたが、極めて興味深いものでした。代表は、世界を舞台に働いている日本人を「世界ビト」と名付け、国・言語・文化の壁を越えて活躍している彼らを自ら、現地訪問取材して、それを「世界ビト図鑑」として動画にまとめています。そして、その「世界びと図鑑」を授業の中で子供たちに紹介することにより、子供たちが自らの特性を見出し、将来海外で広く活躍出来るようにとのサポート活動を続けられています。

昨今の日本の若者たちは内向き志向で海外の人たちと対等に付き合っていくチャレンジ精神が少なくなっているので、如何にしてグローバルな人材を育成したらよいかを常に考えているとのことでした。したがって、授業内容もクイズ形式や地図を見せるなど常に子供たちの目線に会ったものにして、飽きないようにする仕組みを取り入れているとのことでした。

この「世界ビト図鑑」は、私たち「国際人をめざす会」の出張授業にも今後活用しようということになりました。質疑応答の時間では参加した会員の方々から多くの意見交換がなされ、予定時間をはるかに超えた充実した講演会となりました。(大山正弘)