第9回Yokohama 地域学校協働活動フォーラムが、2021年12月22日に開催されました。
当会からは阿部理事(フォーラム実行委員)と岩﨑が参加させていただきました。みなさまのご参考までにフォーラムの内容の骨子などを下記させていただきます。
- 開催日:2021年12月22日水曜日 14:00~16:45
- 開催場所:オンライン開催(Zoom)
- 参加人数:約70名(横浜市教育委員会など行政、小・中・高の教職員、学校・地域コーディネーター、学校支援ボランティア、教育に関心のある企業・団体・NPOなど)
- フォーラムのテーマ:学びを止めない!その先に・・・~これからの学びを考えよう!~
- タイムテーブル:
14:00 オープニング・オリエンテーション
14:10 全体研修
14:45 テーマ別交流会 ①14:45~15:25 ②15:35~16:15
16:15 全体でテーマ別交流会の共有
16:40 クロージング
16:45 終了
- テーマ別交流会のグループテーマ:
8テーマが提供されており参加者は次の8テーマの中から2つを選んで参加。
今どきの学び、どう支援する?
一人一台の端末
1.オンライン学習のメリットデメリットを考え、みんなでできることを話し合おう教えて!子ども たちの未来につながる取組みって?
2.事例を聞いて・・子どもたちの身近なSDGsの取組みを考えよう
3.事例を聞いて・・。地域を巻き込んだ子供たちの学びを考えよう 今こそつなげよう!教育支援プログラム
4.子どもにつけたいチカラ~求められる「教育支援プログラム」とは?
5.出展団体が話す「学校とつながるコツ」~「なぜ」を解決する時間 地域とともにある学校づくり「地域で育てる子ども」
6.「地続きの地域が学校とともに歩み・支える」とは?
7.プロが教える!つながる極意~コーディネーターの引き出しを増やそう~ 聞いて納得!コーディネーターに聞く「地域学校協働活動」
- 学校も!コーディネーターも!~何でも聞いちゃおう話しちゃおう~
- 全体研修及びテーマ別交流会(3.及び4.)で出た意見など
・地域との連携で学校教育を豊かな学びにつなげる。
・学校と地域との活動がコロナの影響で滞っていたが現在徐々に戻りつつある。
・学校と地域との繋がりには信頼関係がキー。
・社会に開かれた教育が重要。
・子育ては学校だけの役目ではなく地域のみなさんと行っていくもの、例えば企業などとも連携、協働。
・協働とは立場の違う人たちが目標を同じくして取り組むこと。
・企業との取組みでは、子どもの社会参加、商品開発、企業を通じた地域貢献などを期待。
・具体的なプログラムとして例えば「高齢者のお出かけプロジェクト」などがあり、小学校4年生を対象に実施。小学校では事例がたくさんあるが中学校は進みが遅く事業への取組みのハードルが高い。
・中学校の場合、部活動などが切り口になることがある。
・地域とのつながりで子供が実際に社会とのつながりを持った学びができる。
・学校と取り組む場合、目的の共有、アップデイトが重要。
・子どもが主体で考える。
・教員がどういう子育てをしたいと考えているかなど学校のねらいをしっかり理解して取り組むことが重要。
・学校のニーズをよく理解して取り組む。
・先ずは事前に何を目的に、何のためになど良く話し合い理解をしてから。ニーズにマッチしたもの選択。
・子どもたちのスキルを高めることが目的ではなく社会とつながっているという実感を持たせたい。
・子どもたちが自分で考えてやってみたいことをやらせることで豊かな経験につながる。社会っていいところだと実感する。
・失敗してもいい。いろいろな経験をすることが大切。
・横浜市の和泉小学校では4年生を対象に2年間「高齢者のお出かけプロジェクト」を実施。子供がプロジェクトのロゴや学校の近くに高齢者が座れるベンチを作成、施設にカードを送るなどの活動を実施。ベンチの作成のための資金集めのために募金活動も行った。子どもだけではベンチの作成はできないため地域の大工さんに協力を求めた。行政、企業など地域のいろいろな方を巻き込んだ取り組みとなった。 この活動をYouTubeで紹介もしている。 地域の課題に子どもたちが取り組み、子どもでもできると実感してもらい、地域の一員としての自覚を持ってもらえた。
・学校教育だけでは子どものチカラはつかないと認識している。教育とは学校だけでなくみんなで関わることが必要。
・学校を取り巻く状況は変化してきており、また昔はおとながしていたことをこともがすることもでてきている。
・生きていくチカラをもつために外とつながることが大事。中だけに閉じた教育ではチカラがつかない。
・学校に外部の方がかかわる場合、子どもの安全を一番に考える。このため外部の方は学校での活動がハードルが高いと感じているのでは。
・先ずはその学校がどんな子どもを育てたいと考えているかをよく理解し共有するこ
と。
・小学校と比べ中学校は高校受験があることもあり切り口へのハードルが高いが職業体験、キャリア教育などが切り口になる。
・学校のホームページ、学校だよりなどを参考にすると教育目標など理解しやすい。
・学校との繋がりには学校・地域コーディネーターがいい窓口になる。また、地域の自治会、ケアプラザ、地域活動推進センターなども窓口につながる組織。
・学校が何を求めているのかがポイント。
以上