相模原市立藤野中学校の「人権講演会」に岩動講師を派遣しました。

2018年5月19日、相模原市立藤野中学校に岩動達講師を派遣し、「異文化との共生から考える人権」というテーマで講演を行いました。

岩動達(いするぎ とおる)講師略歴:1950年生れ、慶應義塾大学経済学部卒。職歴:国際協力事業団専門家、ペンインターナショナル代表取締役。海外体験:英国、エジプト。日本の伝統芸能である三味線演奏で海外公演にも活躍中。

以下、岩動講師の出講レポートです。

対象:1年から3年の生徒約150人と父兄約30人

講演のテーマ:異文化との出会いから考える人権

三年に一度の「人権講演会」の一環として講演を依頼されました。
私のプロフィールが人権とどうかかわるのか疑問でしたが、担当の先生から「異文化とのかかわりの中から生徒たちに人権について考えてもらいたい」というお話しをいただき、私の子供時代からの海外経験、体験などを中心にお話しすることにしました。

まず、私が6歳で英語も何もわからないときに英国に住むことになり、ストレスで神経症になったことから始め、学生時代にアフガニスタン、パキスタン、インドなどを南京虫に悩まされながら旅行したこと、大阪万博でのアルバイト、社会人になり滞在したエジプトでの苦労話や楽しかったことを話しました。

異文化との出会いは大変な苦労がある反面、とても楽しい発見があること、そして異文化は受け入れることで何倍も楽しめるようになることを伝えました。
また、アフリカの女性や子供が飲料水を汲むために毎日6キロ歩くという話をし、私の関わっているNGOが”WALK IN HER SHOES“というイベントで実際に6キロ歩くことを通して”彼女の身になって”考えることの重要性を伝えていることを話しました。

これからは異文化に積極的に興味を持ち、知りたい気持ちを持ってほしいことを強調して講演を締めくくりました。

正味50分、校長挨拶や講師紹介を除けば実質40分の講演でどこまで伝えることができたかわかりませんが、概ね話の内容はわかっていただけたと自負しております。
校長先生をはじめ、先生方とお話をして、意識の高さに感銘を受けました。

生徒からの感想と質問