2013年11月13日、別府市大字野田、大分県立別府羽室台高等学校 のグローバル講座に藍田 譲さんを講師として派遣し、「国際感覚豊かな日本人になってほしい諸君へ」というテーマで講演を行いました。
大分県立別府羽室台高等学校は大分県下で唯一の外国語科設置校で、文部科学省指定事業「英語力を強化する指導改善の取組み」の拠点校に指定され、国際理解教育に力を入れている学校です。当日は、講師の体験談を軸に、「多様な世界を認識し、異文化を寛容の精神をもって理解し、世界で活躍する日本人になってほしい」との願いを込めた講義内容に、生徒達はあい槌をうったりしながら、たいへん熱心に聞き入り、講師も感謝する講演となりました。
今回の講師派遣は、えいごネット<文科省/ELECの英語教育ポータルサイト>を通じて要請があり、初めて実現したものです。
藍田講師
講師プロフィール
- 藍田 譲 厚木市在住
- 職歴:大倉商事
- 海外体験歴:米国8年、カナダ5年 駐在、24ヶ国への海外出張経験
講義概要
出講日:平成25年11月13日(水曜日)
出講先:大分県立別府羽室台高等学校 別府市大字野田
創立1983年、生徒数 約350名、全日制共学、普通科・外国語科。大分県下で唯一、外国語科設置校(一クラス)、
文部科学省指定事業「英語力を強化する指導改善の取組み」の拠点校に指定され、国際理解教育に力を入れている。
講 演:1年生 120名、2年生 110名、3年生10名、全体240名の生徒さん
14時40分:オープニング(校長先生の挨拶、講師紹介)
14時45分~15時30分:講演
15時30分~15時40分:質問、 終了
講師感想
生徒さんが総合司会をされ、別の生徒さんが講師に感謝を述べる、等、きっちり統制のとれた講演運びに感心しました、また、日本的だと思ったりしました。講演では、日常生活そのものが世界と繋がっている社会、グローバル社会が私たちの生活の舞台であること、多様な世界を認識し、異文化を寛容の精神をもって理解し、世界で活躍する日本人になってほしいとの願いを込めてはなしました。使える英語とは、日本文化・歴史の必要なこと、パスポートと持つ意味、など、自分の経験を軸に、体験談をいっぱい挟ん話しました。
皆さん、あい槌をうってくれたり、とても熱心にきいてくれ、脱線ばかりでときどき方向を見失いそうになる話に辛抱してくれて、感謝で講演ができました。ほんの一部分、ワン・フレイズだけでも生徒さんの心に残れれば良いなと思って講演を終えました。グローバル講座は2012年より、10~11月、4回を目安に、外部講師による国際理解教育をと、校長先生のリーダーシップで始められた講座だそうです。お話される校長からはグローバル人材育成への熱い熱意が伝わってきました、サポートし推進される先生方も熱心で、自分たちが目指す方向への同士にめぐり合えたような心地よさをいただいた出講でもありました。
朝五時起きし、本厚木発6時半の高速バスで羽田飛行場へ出発、12時頃別便でご到着の”えいごネット”の笠原さん、高岡さん、西川さんと合流、高岡さんの運転するレンタカーで2時に高校に到着・講演の後、7時半過ぎの便でとんぼ返り、羽田でバスに乗ったのが10時半、帰宅してホットした時は11時45分でした。えいごネットの皆様にはたいへんお世話になりました。ながい一日で、疲れましたが、なんとか講演の目的も達成できたのではと思っています。 以上 / 藍田譲
生徒感想文
NPO法人 国際人をめざす会 様
大分県立別府羽室台高等学校
第6回グローバル講座(2013年11月13日実施)
藍田譲先生「国際感覚豊かな日本人になってほしい諸君へ」
生徒感想(一部抜粋)をご報告します。
【2年女子】
これからの社会のこと、生きていくために必要なことが分かった気がしました。まず、グローバル化のためには、やはり英語に興味を持たないといけないと思いました。私は英語はあまり得意ではないので、少しずつ努力して興味を持とうと思いました。いつか私も海外へ行ってみたいなという願望があるので、異文化理解を心がけ、ちゃんと自分の意見も持っておきたいです。日本の歴史、文化などをもっとよく知り、世界のことも知りながら、自分のことも知っていこうと思います。
【1年男子】
「英語を教わる」でなくて「英語で色んなことを教わる」という言葉が心に残った。その言葉を聞いて、改めて英語の勉強をがんばろうと思った。また、人見知りの人へのアドバイスの中で、一歩ずつとにかく踏み出すことが大事だということが聞けてよかった。今回の講演を聞いて、自分の心の中が変わった気がする。この気持ちが変わらないように気を引き締めて今後も頑張ろうと思った。